【3】第十四世本因坊跡目の襲名(18歳~20歳)
秀策の棋力と人柄を高く評価していた本因坊家は、秀策を正式な後継者としようとしました。名誉な話とはいえ、秀策は自分か浅野藩士の籍があることから頑なに固辞します。諦めきれない本因坊家は、礼を尽くし浅野本家と三原城主忠敬の両方から了解を得て、秀策に後継者の話を持ちかけ承諾を得ます。
こうして正式な跡目相続の手続きが行われ、江戸城で徳川家慶にお目見えし、第十四世本因坊跡目として披露されました。この後すぐに六段位を受け、丈和の娘花との婚姻も約束されました。
こうした一連の歓びを世話になった人達に報告するために、秀策は三度目の帰郷の旅に出ました。
本因坊秀策
本因坊秀策囲碁記念館
尾道市因島外浦町121-1
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尾道市囲碁のまちづくり推進協議会