常設展示

秀策展示室

囲碁の黄金期といわれる江戸末期。数多くの名手や碁傑が競い合う中、「百五十年来の碁豪」と言われるほどの天才が郷土因島外浦町に誕生します。幼名虎次郎。後の本因坊秀策。
 
秀策は、わずか九歳で日本最高峰の本因坊家に入門し、二十歳で第十四世本因坊跡目を襲名。そして囲碁宗家の強豪が競い合う「御城碁」では空前絶後の十九連勝(無敗)という偉業を成し遂げるも、三十四歳の若さで急逝しました。
 
本因坊秀策は棋力に優れるだけでなく、人格的にも学徳にも優れた人物でした。まさに「碁聖」の名にふさわしい秀策の偉業と生涯を、展示室内でご鑑賞ください。
 

●本因坊秀策母子愛用の碁盤・碁石

●秀策自筆扇


 

●本因坊より囲碁免状四段

●秀策より父母宛の書状

●主な展示品

秀策母子愛用の碁盤と碁石▽秀策16歳の筆跡書幅▽頼聿庵「詠虎次郎」の書幅▽本因坊家の囲碁免状▽「邨岩雲敬亥画老梅瑞鳥」画幅▽秀策の食膳▽父輪三の書状▽秀策より父母宛の書状▽本因坊秀和の秀策死亡通知状▽秀策の妻・花からの通知状▽旧生家の家相図▽天保14年版「日本国中囲碁名鑑」▽華頂宮殿下拝領の木刀▽「高久隆古画人物」画幅▽河北房種その他名家の真蹟。

企画展情報


本因坊秀策囲碁記念館

尾道市因島外浦町121-1
 
●お問い合わせ先
TEL 0845-24-3715
●開館時間
午前10時-午後5時
●休館日
毎週火曜日・年末年始
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尾道市囲碁のまちづくり推進協議会