
特別展「よみがえる本因坊秀策」
【展示期間】 平成22年3月31日(水)まで
本因坊秀策囲碁記念館では、本因坊秀策生誕180周年記念・本因坊秀策囲碁記念館開館1周年記念 特別展「よみがえる本因坊秀策」を開催します。
秀策は7歳の時に、尾道の豪商橋本吉兵衛(橋本竹下)を介し、三原城主・浅野甲斐守忠敬と対局し、棋力を認められた秀策は、竹原の宝泉寺住職和尚に師事しました。葆真和尚は囲碁が強いだけでなく、漢学や画道にも通じていました。秀策が幼年期にこのような棋力、学徳共に優れた葆真和尚に師事したことで、後に碁聖と仰がれる大器に育つ基礎を築きました。
このたびの記念特別展は、ゆかりの品々を展示し、本因坊秀策を偲びます。
秀策肖像棋趣温故抄【展示品】秀策肖像棋趣温故抄(呉市入船山記念館蔵)▽葆真和尚と秀策が使用した碁盤(竹原市宝泉寺蔵)▽殿堂入り記念顕彰レリーフレプリカ(石切風切宮蔵)▽毛利公より拝領の萩焼の茶碗(記念館蔵)▽囲碁殿堂入り記念切手(二神勇氏蔵)。このほかに、槙稔仭氏蔵の囲碁誌33種類。
江戸時代の囲碁文化と囲碁殿堂展
囲碁の日本への伝来は諸説ありますが、636年隋書・倭国伝に「倭の人は囲碁・双六・博打を好む」と記されています。6世紀前後には既に日本へ伝来していたこととなります。その後、武士階級の勃興により、囲碁は武家社会へと浸透しますが、あらゆる階層に普及をするのは江戸時代になってからです。江戸期には幕府の庇護を受け家元制度が確立され、御城碁が開催されます。囲碁の黄金期を迎えた江戸後期には碁会所が生まれるなど庶民の娯楽としても定着し、歌舞伎・浮世絵・文芸などの庶民文化が次々と生まれる中、囲碁をテーマとした作品も多くつくられました。
本企画展では、主に江戸期の囲碁に関わる歴史資料や浮世絵を展示し、第一回囲碁殿堂入りした4名(本因坊算砂、本因坊道策、本因坊秀策、徳川家康)の紹介を通し、囲碁の隆盛期である江戸時代を振り返ります。
協力 日本棋院囲碁殿堂資料館・囲碁研究家南雄司氏

