【1】囲碁との出会い(1歳~8歳)
秀策が生まれた桑原家は裕福な農家で、父は教養人格ともに優れ、商業を営み尾道の旦那衆とも親交がありました。
秀策は幼い頃から喜んで碁石で遊ぶことから、四歳頃には母から囲碁を習うようになります。幼児期に「絶対碁感」を養えたことが、後の大成を促したといわれています。
五歳の時、父に連れられ尾道にでかけ、生まれてはじめて他人と対局しました。相手をした豪商の橋本吉兵衛(号は竹下)は秀策の才能に驚き、その後生涯にわたリ秀策を支援しました。
やがて「囲碁の神童」という噂が広まり、三原城主から城に招かれ対局します。秀策は棋力を認められ、城に出仕するようになりました。
徳川家康 1542-1616
囲碁は仏教とともに中国より日本に伝来したと言われています。江戸時代に入ると、徳川家康が囲碁を好み家元を大切に扱うようになったことから、各地の大名や武士の間に浸透しはじめます。その後江戸時代中期以降になると、豪農や豪商など、庶民の間にも広がるようになりました。
本因坊秀策
本因坊秀策囲碁記念館
尾道市因島外浦町121-1
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TEL 0845-24-3715
●開館時間
午前10時-午後5時
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毎週火曜日・年末年始
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尾道市囲碁のまちづくり推進協議会